人の立ち場で考える~他人に自分を見る
相手の立場でものごとを考えることは、どうも慣れている人が少ないようです。 それができる人は、実り豊かな人生を歩んでいます。 全人類でできることなら、世界中の紛争は撲滅できることでしょう。 そんな大きな話ではなくとも、身近な仲違いでも原則は同じです。 中には、『何で私が折れなくちゃならないの?』と、いきり立つような人もいます。 そもそもそんな相対的な問題ではないんですけどね。 相手の立場に立つというのは、相手の心情を理解することです。 いざ自分が相手の立場だったら、どんな考え方や態度になるのか。 それを考え ...
感謝を分かち合う
誰かの感じている感謝の気持ちは、自分の感謝の気持ちや感情につながります。 そんな観察をしながら生活するのが、感謝の日常化のコツです。 感謝呼吸の生活が長くなると、人の言ってる感謝の言葉に敏感になっていることがわかります。 ついつい耳をそばだてて、「どういうことに感謝してるんだろう?」とか、「へえ~そんなことに感謝しているのか」など、それぞれの感謝の形を発見できることに喜びを感じます。 さらに、そういう人たちとの連帯感まで生まれるようにもなります。 感謝していることで仲間意識が生まれ、古い友人のような懐かし ...
感謝が幸福の下支えをする
幸福と感謝が一対だということは、賛同される方も多いでしょう。 感謝なき幸福を考えてみたら、それが成り立つのか。 自分の望みがかなえられるだけ、楽しい雰囲気だけといった、状況だけの幸福感では、何かしら不足が感じられます。 どうしてそう感じるのかというと、自分だけの力で成しうるものは何もないからです。 人々の存在があって、何かを達成しようという気にもなれます。 たとえば、大きな壁や競争相手がいるとしても、それがあるから向上を目指せます。 何の障害もなく手に入るようなもの、達成できるようなものなら、大きな違成感 ...
自分を変える~自分を見つめる
呼吸は、吸気と呼気のバランスで成り立ちます。 吸う息、吐く息、人体にはどちらも欠かせないものです。 このバランスが、人の性格や行動に影響を与えていることに気づいている人は少ないかもしれません。 たとえば、 呼気の長さが、感情の調節ねじであることが分かってくると、冷静さが格段に増してくるようになります。 いわゆる浅い呼吸とは、その呼気が短いためにアップテンポな呼吸です。 この場合、興奮状態を非常に喚起しやすくなります。 とくに女性の場合、肉体的にも精神的にも感情に直結しやすい構造です。 なので、呼気の調節能 ...
理想としての健康~睡眠時間を割り出す
あなたにとって、健康とはどのようなものでしょうか。 それをはっきりと明文化し、ズパリこれが健康だ!というのは、難しいものではないでしょうか。 言葉遊びになるようですが、「不健康ではない状態」というのは、最低限の健康状態なのだと思います。 ただ、不健康ではない、ということを突き詰めてゆくことが、健康につながることも確かなことです。 人間というのは健康を過信するきらいがあり、ふだん心地よく過ごせていると思っていると、肉体の異常を見過ごしてしまいます。 肉体は、いずれ滅する宿命のもとにあります。 成長のピークを ...
性格を変える~潜在意識の方向性
潜在意識を理解するために、自動車の例をよくひきあいに出します。 ここで考えてみていただきたいことがあります。 それは進行方向、潜在意識の方向性です。 どういう方向を見ているのか、を観察する必要があります。 Aさんという方がいて、自分の性格を直したい、という気持ちになったとします。 自分の弱い心のために失敗や損失、人間関係も崩してきました。 でもAさんはどうすれば、自分をもっとよくすることができるか分かりませんでした。 このときのAさんに何が必要なのか、分かりますか? Aさんが知らなければならないのは、向か ...
幻想に意味を与え続けているのが人生
意識した思考を持っている人は、創造的な生活をしています。 創造的な生活は自分を楽しませ、豊かに富ませます。 金銭の多寡で測られてきた豊かさは、創造性に取って代わられようとしています。 自分の思考で描かれた世界を生きることができるようになるのです。 なぜなら、この世界が実は幻想世界であり、あなたの意味づけした通りの世界になっているからです。 例えば、何も良いことがないと、いつもつぶやいている人はかなりいますね。 彼らが意味を与えた世界は、まさにそのようになっています。 逆に、 ...
丹田の話〜肉体のバランスと人生のバランス
こんにちは、はじめまして。 感謝呼吸実践会のソウダです。 物質・物体には必ず重心があり、それは人間の肉体も同じです。 人体の重心は「地球」に住む私たちにとって、きわめて重要なポイントにあたります。 なぜなら、地球の重心とつながっているからですね。 ここを意識して生活していると、ふだんからどう体を動かしたらいいのかが、自分でわかるようになるでしょう。 私たちの体の99%以上がスペース、空間であると言われます。 原子や分子、さらにそれらを構成する微粒子でさえも空間であるらしい。 体感としての現 ...
2019年元日〜息初め(いきぞめ)しました
ついに2019年の幕が開けました。 あちこちで、今年の予測とか、今年の動向、トレンドなどが発表されていることだと思います。 今に全てがあると知っている人にとって、それはあまり興味をそそるものではないでしょう。 なぜなら、いまその場でいる自分が全てであって、自分の在り方に全てがあります。 だからこそ、在り方をどうするかにしか興味がなくなります。 さて、昨年は意識格差が広がると、申し上げました。 それは着々と進んでいるようで、見える世界も同じでありながら、違うものを見ている感があります ...
感謝の重み~平成最期の大晦日は感謝で締めくくり
平等に与えられている時間をどう使うかは、各人の意志にゆだねられています。 今という瞬間の連続が人生なら、その質的向上が人生の課題になります。 人間には、残りの人生の時間を知る術がありません。 もしあなたに残された時間が3ヶ月だとしたら、これからの時間をどのように使うでしょうか。 最期のときに「人生を生きた!」と断言できるのは、おそらくこの3ヶ月でしょうね。 この3ヶ月以上に濃密な時間はなかった、と回顧するでしょう、おそらく。 真剣に自分と向き合って、たとえば、いただいたものと与えたものを比べると愕然としま ...