実践の手びき

感謝の独立性

感謝の心を中心に生活していると、気づかされることが出てきます。

それは、感謝の独立性ということです。

どういうことかというと、他人の価値観にあまり振り回されなくなるということです。

たとえば、強引にものごとを進めてゆく人、押しの強い人というのがいます。

たいていはそういう人が中心になって、またその人の価値観を軸にして、なびいてゆく人が多いわけです。

それには良い面もあれば、悪い面もあるのです。

あまり自分を主張したくない人にとっては、そういう人の先導性に乗っかっていれば楽でいいし、知らない間に良い結果が出ていることもありますから、ホイホイとついてゆくのです。

逆に、期待はずれな行動をしはじめると、ザワザワとしてきで、まるで統率の取れていない烏合の衆の様相を呈してくる。

そんな中でも、感謝の価値観でものごとを測ってゆく人には、不思議とも言える意志力のようなものを感じます。

たとえば企業活動の中では、利益にはつながらないような行動をしていながら、長いスパンではきっちりとした利益を導き出すようになります。

誰もが直近の利益に走りがちなのに対して、そういう人はまるで外堀を埋めるような行動を先にはじめて、後で悠々と獲物を獲得しているのです。

結果的にはきわめて論理的行動であったということが、多くの人に理解されてくるのです。

職業はいただきもの、といった観念があると、行動の本質は「恩返し」のための活動ということになります。

その本質にそぐわぬ行動は自分の信条にマッチしなくなります。

ですから、多少の利益のために右往左往する人々には、この価値観を持つ人の行動が、少し理解しがたい行動に見えるのです。

しかし、結果的にはその人が大漁を得ている。

非常に不思議な光景をみてしまうわけですね。

感謝の価値観が、強い独立的色彩を放つのは、多くの人がふだん持ち得ていない価値に根ざした行動を取ることによる違和感なのかもしれません。

かといって、協調性のない人には映らないから、ますます不思議に映る。

ありがたい、という思いをもって生活し、行動しているものですから、どう見ても攻めるスキが見えないのです。

こんな感謝の価値観というものを、生活のあらゆる方面に適合させてゆくことで、見えてくるさまざまな改善点があります。

それをじっくりと時間をかけてでもいいですから、手直ししてみてください。

もたらされる結果に驚くことになります。

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