今を生き続けると変わる感覚
今を生きるとはよく聞く言葉だと思います。 過去や未来に縛られず、今をしっかりと生きる、というのは、ともすれば道徳的な意味合いにもとれます。 しかし実際感覚として、今を生きている状態を観てみると、過去や未来が現在としてありありと感じられてくる、という逆説的な感覚を味わうことになります。 これは、ある程度の期間を今に焦点を当てて生きている結果として、しだいに感じられてきます。 今に生きることで、パワーの中心点が決まります。 今の状態に至るために過去があったこと、そして、今の状態をこれから引き寄せてくることにな ...
健康の自覚こそが気分を良くしてくれます
人生の問題の多くは、「不健康感」から現れている場合が多いです。 明確な病気なら、治療に専念する気持ちがハッキリします。 しかし、調子が悪いとか具合が良くないといった、健康を感じ得ない気持ちでいると、まず表情に表れます。 健康なにこやかさや、晴れた気分を表情に表すことができません。 どこか薄曇りの日常が展開してしまいます。 生活習慣病という言葉があるように、知らないうちに体に負担をかけていて、あちらこちらの機能が低下してきます。 これも習慣的な蓄積によって良くもなれば悪くもなりますね。 喫煙や過度の飲酒など ...
原因としての感謝
感謝というのは、結果であり、原因でもあります。 感謝に対して、その比重をどちらに置くかによって、感謝の捉え方が変わってきます。 もし、結果としての感謝に重点を置いている場合、どういうことが考えられるか。 感謝すること、できることというのは、かなり偶発的な度合いが強くなります。 たとえば、物にしろ、行為にしろ、何かを与えられて、ありがたい気持ちになったとします。 そして、感謝することを少しでも大事だな、と考えたとしますね。 この場合、結果的に感謝がその人にもたらされたことになります。 ただし、積極的に感謝を ...
実感してることが真実~他者へのイメージは自分そのもの
人生の中で感謝をする機会がこれからさらに増えてゆくことは、つまり人生の幸福がさらに増してゆくということです。 だとしたら、経験量も増えてこその感謝であり、幸福でもあろうかと思います。 出会う人が宝物のような存在価値を持つようになるのも、その人が感謝の対象となるからではないでしょうか。 私たちは、ともすれば相手の出方を待って対応することが多いと思います。 またそのほうが安全であって、ストレスも少ないと考えがちです。 でも相手の出方というのは、他ならない自分を何らかの形で判断してから動いているわけです。 出方 ...
習慣とリズム
習慣作りの基礎は、実は呼吸リズムなのです。 何にしても習慣づくことには、一定のリズムが基礎になります。 いわば、リズム無き習慣はあり得ないことです。 そのリズムを作るものが、呼吸であるということに気づけば、たいていのことは習慣づけられます。 たとえば、最近ではまともな挨拶もできない人がいます。 それが誰とか、誰のせいとかいう問題ではなく、その人のリズムがそうさせていることなのです。 爽やかな挨拶ができる人は、そういうリズムを保持しているに過ぎません。 そのリズムの転換ができればいいだけのことです。 &nb ...
幸福の鍵としての欲求
古来、幸福というのは、人類が求めて止まないものとして、追求されてきました。 それが果たしてどこにあるのか、どういう性質のものが幸福と言い切れるのか。 多くの人がその謎に挑んできたのだと思います。 私たちにしても、日々の生活の中で、幸福を感じるときもあれば、不幸のただ中に置かれてしまうこともあります。 人生という限られた時間の中で、結論的に幸福を定義するのは、非常に離しいことかもしれません。 ただ、間違いのないことが一つあります。 幸福を感じるのは、人間の心でしかないということです。 欲求が満たされれば、そ ...
シュバイツァー博士の確信~それぞれの幸福への道
アルベルト・シュパイツアー博士(1875~1965)は、 「本当に幸福になれる者は、人に奉仕する道を探し求め、ついにそれを見出した者である。これが私の確信である」 との言葉を残しています。 文字通り、彼の人生は奉仕の人生であり、アフリカの赤道直下の国ガボンで、原住民への医療に力を注ぎました。 ふつう日本人である私たちが考える幸福というものは、 よい学校へ行き、よい職を得て、結婚して子供を育て、そこそこお金持ちで、病気もせずに長生きして・・ という、なんだか都合のよいものばかりです。 そんなご都合主義のよう ...
リズムが睡眠の基本
寝床の中で寝苦しい夜を過ごした経験は、誰にもあることだと思います。 ただ、その時というのは、「眠れぬことに意識が集中してしまい、寝よう寝ようと頑張るほどに、 意識が冴えてきます。 正直言って、そのことを考えるだけでも、息苦しくなりませんか? これも努力逆転の一つです。 ならば、寝るまいとしたら眠れるかというと、そうは問屋が卸してくれません。 なぜなら、それも本質は眠る努力だからですね。 実はこういうときは、全く違う視点が必要になるのです。 眠るということはいったん脇に置く、考えないということです。 寝苦し ...
感謝呼吸のポジティブ維持システム
感謝呼吸は、基礎呼吸を基盤に想像力、感謝息という三位一体の構造で行われます。 基礎呼吸は、誰でも簡単に見出だせる基本的な呼吸状態です。 基礎呼吸を見つけ出し、それを日常的に意識して呼吸することで、肉体はリラックス状態を維持しやすくなります。 ストレス社会で、基礎呼吸は極めて有効な呼吸状態で、多くの実践者に親しまれています。 基礎呼吸が板につくと、しだいに想像力が養われてくることに気づくでしょう。 リラックスが主体となった肉体は、それに応じた思考や想像、感情に導かれます。 これまで染み付いていた想像や思考の ...
そよ風は語る〜独自のパワースポット探し
私は、呼吸の持つ力に気づかされてからというもの、空気との関係をできるだけ良好にしたいと思うようになりました。 当時住んでいた東京都心から離れ、地方に移ることを決めました。 やはり、空気の質は格段に違っていて、匂いは空気の性質をしっかりと語ってくれます。 それは、あなたの肉体に溶かせてよいものだ、という体からの認証があります。 私たち夫婦は二人でよく出かけますが、よい空気に導かれて、わりと名もない僻地にも足を伸ばしています。 緑濃い自然の恵みの中、美しい水の流れがある川辺、大きな岩がある山肌などに惹かれてい ...