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理想としての健康~睡眠時間を割り出す

あなたにとって、健康とはどのようなものでしょうか。

それをはっきりと明文化し、ズパリこれが健康だ!というのは、難しいものではないでしょうか。

言葉遊びになるようですが、「不健康ではない状態」というのは、最低限の健康状態なのだと思います。

ただ、不健康ではない、ということを突き詰めてゆくことが、健康につながることも確かなことです。

人間というのは健康を過信するきらいがあり、ふだん心地よく過ごせていると思っていると、肉体の異常を見過ごしてしまいます。

肉体は、いずれ滅する宿命のもとにあります。

成長のピークを越えると、しだいに衰えてゆくのが摂理です。

健康の過信はその観点を隠しがちになります。

また、「健康オタク」という言葉もあるように、健康を維持することに役に立つ知識や食品などに執着する姿は、少し健康の概念からは離れているようにも思えます。

どちらかというと、健康を害する怖れがその意識の中心にあって、過敏になりすぎているようです。

健康を信奉するというような、いわば「健康信仰」のように映るのですがいかがでしょう。

もちろん、役立つ知識は持っていて損することはないでしょうが、その扱い方が問題になりますね。

健康に対する見解は、おそらく人それぞれにあると思います。

心の健康のほうが、肉体の健康より大事だ!という方もおいででしょう。

肉体の健康が心の健康につながるんだ!という方もおられるでしょう。

歩まれてきた人生がそれぞれ違うように、見解が分かれるのも当然かと思います。

ただ間違いないことは、健康とは誰しもの「理想」だということです。

健康が理想なら、健康への過信というのはそれほど強くはなりません。

健康への過信がもたらすのは「無理」な生活を誘うことです。

これくらいなら大丈夫、ということが繰り返されると、知らず知らずに疲労が蓄積されてゆきます。

病として熟する危険性があるのです。

しかし、理想としての健康を意識しているなら、節制し節度ある生活を心がけるようになりますね。

たまには踏ん張るときだってあるでしょうが、バランスを回復させるのにそれほど時間はかかりません。

そして、充分な睡眠が健康を促進するということも、間違いのないことです。

よく、健康番組などで、人の睡眠時間がどれくらい必要か?とかやってますね。

そもそも人によってその時間は違いますし、環境や立場によっても変わります。

一番肝心なことは、自分で観察して、その時間を割り出すことです。

それさえわかると、一日の組み立てがかなりしやすくなりますからね。

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