習慣作りの基礎は、実は呼吸リズムなのです。
何にしても習慣づくことには、一定のリズムが基礎になります。
いわば、リズム無き習慣はあり得ないことです。
そのリズムを作るものが、呼吸であるということに気づけば、たいていのことは習慣づけられます。
たとえば、最近ではまともな挨拶もできない人がいます。
それが誰とか、誰のせいとかいう問題ではなく、その人のリズムがそうさせていることなのです。
爽やかな挨拶ができる人は、そういうリズムを保持しているに過ぎません。
そのリズムの転換ができればいいだけのことです。
子どもは親のリズムの影響を受けやすいと言えます。
親のリズムが心身に心地よいものならば、必ずそのリズムを踏襲するはずです。
逆に受け入れがたいリズムを持っていれば、それに反発したりズムを形作るようになります。
躾とは結局、どれだけ良い習慣をつけさせてやれるか、ということです。
最近の子どもたちは口をポカンと開けた子が多いといいますが、自ずと分かることは、精神的に不安定になりやすい、病気にかかりゃすいということです。
あるいは、すぐにキレる、などと言いますね。
これも完全に不安定な呼吸がもたらしている結果です。
また傾向的にマジメで、あまり悪いことをしそうにない子が大事件を起こしたりしています。
一般常識では考えがたい事実ではありますが、呼吸的常識に照らせば簡単に結論付きます。
一人でいるときには、必ず悪想を溜め込む呼吸になっているのです。
そして、はけ口のない呼吸をしているのです。
それはいずれ爆発することになります。
そういった呼吸の秘密が理解できれば、苦しみに瀕している多くの人が自らのカで立ち直ることができるでしょう。