見せかけの努力と本当の努力
せっかくの努力を結果に結びつけるために、「努力逆転の法則」が如実に働くことは知っておくべきです。
「好きこそものの上手なれ」と言う通り、好きだからこそ、技術は上達し、実績は上がります。
嫌々やることは、暇つぶしにはなっても、高度な生産性にはなりません。
結果を出そうとしゃにむに力を振りしぼってみても、あまり芳しくはないものです。
本当の努力とは、力を傾ける対象にどれだけ愛情を注ぐかということです。
結論的イメージ(感謝したくなる情景)
ならば、どういう手段が考えられるのか。
努力にともなう結果のイメージを改善してゆくことです。
やればやるほどイメージアップする工夫ができます。
おそらく努力を努力と感じないレベルにまで、つまり「好きなこと」に昇華できるのです。
年少から将来なりたい職業を意識して身につけている方は、その得意な分野を天職に高めていらっしゃいます。
しかしふつうは、成人近くになるまで道は決めかねるものです。
現代の教育環境では、成人してからでも見つけられない方も多いです。
私たちの場合は、「結論的イメージ」という形を提唱しています。
つまり、「感謝したくなる情景」です。
結論的イメージを描く習慣が身につくと、短期的な希望にしても、また中長期的なイメージも描くことができるようになります。
結論的イメージの構成基準は、当然この「努力逆転の法則」の影響を考慮しています。
つまり、そのイメージを描くこと自体に義務や努力を必要とはしません。
そのイメージを描くことで感謝の感情を喚起させるのです。
ですから、潜在意識に定着しやすく、自己実現の力が飛躍的に向上するのです。
イメージを描くコツはリラックスすること
この視点を含めて、「結論的イメージ」の創造をしてみてください。
努力していることが報われないという矛盾の背景には、「こんな働きがある」と気づきましょう。
そのたびにリラックスして新しいイメージを描き出すことができます。
またこれから何かに挑戦するときも、努力逆転の落とし穴にはまらぬように注意してください。
努力とリラックスは、ある意味では表裏の関係にあるのですから。