実践の手びき

ストレスない人間関係は、本当の自分を表明すること

感謝呼吸の立場での人間関係は、自分が主体的に考えている対人関係です。

自分自身の表明、私はこうだと考えている人物像としての関係ですね。

 

人生は人間関係の歴史です。

まず人と知り合い、合うとか合わないといった印象や考えを持ちます。

その思い自体が人間関係を構築してゆくわけです。

 

合わないなと思ったなら、心の世界ではすでに拒絶反応を示しています。

それが知らない問に相手に伝わっているし、へたに取り繕うようなことがあると、悲劇の始まりになるかもしれません。

逆に、この人は自分のことをよく思っているかいないか、感じることがあるはずです。

以心伝心と言いますからね。

 

また、第一印象が人間関係を決定的にするといわれます。

統計としては、だいたいその通りになっているのでしょう。

 

その人の価値観に合うか、合わないかは、最初の印象が大きく影響しています。

ただ、それが大きな問題かと問われれば、そうでもありません。

第一印象に気を取られて、本当の自分であることを忘れたら本末転倒です。

 

人に好かれたいと思っても、好かれるために自分をまげることはできません。

それをやれば、偽りの関係をスタートさせることになります。

ただ、その考え方が通用するかしないかは、考えなければなりません。

 

自分を偽らないけど、つまはじきにされているなら、どこかに問題があるのです。

その対応手段として、第一印象をよくする努力は大切だと思います。

 

対人恐怖症や人見知りで悩んでいる人は、おそらく人の表情に敏感なのでしょう。

そして、相手によく思われたい気持ちが強すぎるのです。

それでは人間関係の始めようがありません。

 

そんなことより相手の良い面を探せば、どれほど人生の幅が広がるか分かりません。

自分をよく見せたい気持ちがあるように、人のよい面を早く見つけてください。

他人の重要感を高めてあげることが、最上の出会いになります。

 

おずおずとしているような人と相対したなら、リラックスさせてあげることですね。

間違いなくほめ言葉を深層では求めています。

「真面白さや誠実さが伝わってくるね」とひとこと言えれば、緊張もほどけます。

本当にその通りなのですから、彼らの重要感もかなり高まります。

 

人間関係というのは、楽しめる人にとっては、人生の宝物のような価値があります。

また、そういう気持ちがあって発展する人間関係の醍醐味が味わえると言えます。

 

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