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エミール・クーエの法則~知らない間に起こる「努力逆転」を防ぐために知っておくべき意外な秘訣

クーエの法則をご紹介したいのと、それを応用する方法を解説します。

これは、真剣に活用しようとしたら、明らかに成果があがります。

エミール・クーエ(1857-1926)はフランス東部ナンシーで、薬剤師として30年間勤めています。

 

ある日、彼の店に一人の男性がやってきました。

ある薬が欲しいから売ってくれと頼まれました。

 

クーエは薬の存在を確かめましたが、すでに期限を過ぎていて色槌せているので、売ることを断わりました。

 

するとその男は「その薬は効果があるんだ。ぜひ売ってくれ」と懇願したのです。

ふつう専門外の患者がこうまで頼み込むようなことはありません。

彼は「責任は取らない」と明言し、売ることにしました。

 

しかし数日するとその男性が現れて「あの薬を飲んだら治った」とお礼を述べました。

 

驚いたのはクーエです。

なぜこのようなことが起こるのか、まじまじと疑問に思いました。

 

薬の効果には効能以外に、これを処方すれば必ず治るという、本人の信念が重なって働くのではないかと考えました。

薬の効果を知っているその患者は、自分の治癒を信じて疑わなかったのです。

 

この考えをもとに、彼は多くの人にある治療を施してゆきました。

多くの患者はみるみる症状が改善していったのです。

 

クーエは薬剤師をやめ、「クーエの暗示療法」という治療法をスタートし、医学界をはじめとして世界的に有名になってゆきます。

 

クーエは「心の中で想像力と意志力が対立する場合、勝利をおさめるのは常に想像力のほうである」と断言しています。

 

これは『クーエの法則』としてよく紹介されるものです。

 

たとえば、地面に細長い板が置いてあります。

4、50センチ幅で5メートルくらいあるとしましょう。

その上をはみ出さないで歩くことは容易にできるものです。

 

しかしその板を、1メートルか2メートルかの高さに据えて歩いてみてください。

おそらくそうやすやすと渡ることができません。

想像のほうに軍配が上がります。

 

地面にある場合、落ちる怖れが全くありませんが、いったん高いところに移してしまうと、渡ろうとする気持ち(意志力)より、転げ落ちてしまう怖れ(想像力)のほうが強くなるからです。

 

さらにクーエは続けます。

 

意志の力で努力すればするほど、つまり意志を振りしぼればしぼるほど、想像力(イメージ)は強力となり、その意志の努力とは反対の結果になる、と。

つまり、いくら心の努力、意志の力を重ねていても、イメージとしてネガティブな考えが増強されているような場合、イメージが支持した結果が現れるということです。

 

あるいは、その意志を撮りしぼるという努力自体が、ネガティブイメージを増幅するというのです(努力逆転の法則、逆努力の法則)。

 

クーエの言葉を借りれば、この法則は重力や引力の法則と同様に不変である、と言います。

 

彼によって見出されたこの法則は、医学界、とりわけ精神医学の進歩に大きく貢献することになってゆきます。

また、ビジネスや生活などあらゆる方面で、この法則が応用されはじめたことは言うまでもありません。

 

クーエの法則応用法・じゃあどう使うのか?!

 

さて、あなたがもし何かの問題を解決したいという状況にあるとします。

その問題を考えたとき、あなたはどんな想像がふくらむでしょうか?

 

①「何とかしなければ、大変なことになるなあ~~でも、嫌だなあ~~~」

 

こんな感じですか?あるいは、

 

②「よーし、これができれば、みんな喜ぶぞ~~~、楽しみだな」

 

みたいな感じですかね?

 

では、上の①と②とでは、どちらが問題が解決しやすいでしょうか?

おそらくほとんどの方が②を選択しますよね。

 

でも実際、現場に立つとき、心境としてはどちらですか?

たぶん、①になってる方のほうが多いんじゃないですか?

私もいきなり問題が現われたら、まず①になるかもしれません。

 

若い頃、問題に直面したときに、私はよく顔に出ていました。

察した先輩が、気分を上げてくれるような言葉を与えてくれてました。

それに乗って、問題に向き直すことがよくありましたね。

そしたら、難なくクリア!みたいなことがよくありました。

 

たぶん、そういうことに通じてない方なら、起因となる精神状態を調整しないまま、問題に取り組むことになっているはずです。

つまり、嫌な気分のまま、事に向きあっている。

 

しかし、ベテランといいますか、問題解決のエキスパートなら、解決後の精神状態を事前に知っているので、そこから何でも始めています。

これってもう、前提からして違いますからね。

 

あの~、なんて言いますか、

不思議な人って、あなたの周りにいませんか?

その人がやれば、何でもうまくいく人っていますよね?

いなければ、聞いたことはありますよね。

 

彼らの秘密っていうのは、ポジティブだからとか、信念があるからとか、そういう漠然としたもんじゃなくて、精神状態の作り方が飛びぬけてうまいです。

 

いや~な雰囲気に流されないで、自分の望む精神状態を知っています。

その状態を中心に一日が展開しているので、嫌な気分を引きずりません。

 

つまり、意志の力で自分の望む状態を作るんじゃなくて、そのまま自分の望む状態でいるんです。

 

だから、想像していること自体が、怖れとは真逆です。

 

クーエも言ってるように、

心の中で想像力と意志力が対立する場合、勝利をおさめるのは常に想像力のほうである

ってことです。

 

いい想像をするためには、いい精神状態が不可欠です。

 

怖れや不安が多い意識の人が、ベクトルを方向転換して、いい気分になるためには、一時停止してニュートラルになることが必要です。

ネガティブな意識をいきなりポジティブ側に向けなおすっていうのは、実際簡単ではありません、というより危険です。

 

走っている車が、急に180度方向転換したら、どうなるかわかりますか?

電車が急停止したら、脱線とか大事故になりますよね。

本当にこれと同じことをやっているんです。

 

たとえば会社にいて、上司や同僚からそういう要求をされることっていっぱいあると思いますね。

明るく元気に!とか言われても、そんな気分じゃない。

でも、そうしないとイメージが悪くなる、印象が悪くなるとか考えます。

 

なので、むりやり明るくしたり、作り笑顔になったりします。

この間、携帯電話会社の販売店に行ったら、そういう従業員であふれてました(笑)。

しかたのないことではありますけどね。

 

でも、実はこれって嘘の自分を演じているので、ストレスが強くかかっています。

”ふつうの人”が、なぜかうつ病になる原因です。

いまの社会は本当に蓄積されているんです、ストレスが。

 

努力逆転の法則っていうのは、実際は社会に蔓延しているのです。

 

こういう状態から抜け出す、そして努力逆転状態にならないためには、どうするか?

 

とても拍子抜けすると思いますが、ひと呼吸置くことです。

 

自分は無理をしている、と感じたら、りきみ、緊張を抜くんです。

そして、こうありたいと思う自分にセットしなおす。

 

呼吸を入れることで思考の流れが止まり、ニュートラルになりやすくなります。

そこから自分の意思で、望む自分になることです。

 

はじめはぎこちなく感じるかもしれませんが、

繰り返してゆくことで、自然と望む自分でいられるようになります。

努力逆転の罠にはまってる状態から、一気に抜け出すことができるでしょう。

 

さらに自分の望む状態になりたいなら、自分の呼吸を早く見つけ出すことです。

あなた独自の呼吸で生きはじめたら、まったく違う世界を生きはじめられるでしょう。

 

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