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エミール・クーエの暗示療法

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composita / Pixabay

エミール・クーエ(1857-1926)はフランス東部ナンシーで、薬剤師として30年間勤めています。

ある日、彼の店に一人の男性がやってきました。

ある薬が欲しいから売ってくれと頼まれました。

クーエは薬の存在を確かめましたが、すでに期限を過ぎていて色槌せているので、売ることを断わりました。

するとその男は「その薬は効果があるんだ。ぜひ売ってくれ」と懇願したのです。

ふつう専門外の患者がこうまで頼み込むようなことはありません。

彼は「責任は取らない」と明言し、売ることにしました。

しかし数日するとその男性が現れて「あの薬を飲んだら治った」とお礼を述べました。

驚いたのはクーエです。

なぜこのようなことが起こるのか、まじまじと疑問に思いました。

薬の効果には効能以外に、これを処方すれば必ず治るという、本人の信念が重なって働くのではないかと考えました。

薬の効果を知っているその患者は、自分の治癒を信じて疑わなかったのです。

この考えをもとに、彼は多くの人にある治療を施してゆきました。

多くの患者はみるみる症状が改善していったのです。

クーエは薬剤師をやめ、「クーエの暗示療法」という治療法をスタートし、医学界をはじめとして世界的に有名になってゆきます。

クーエは「心の中で想像力と意志力が対立する場合、勝利をおさめるのは常に想像力のほうである」と断言しています。

これは『クーエの法則』としてよく紹介されるものです。

たとえば、地面に細長い板が置いてあります。

4、50センチ幅で5メートルくらいあるとしましょう。

その上をはみ出さないで歩くことは容易にできるものです。

しかしその板を、1メートルか2メートルかの高さに据えて歩いてみてください。

おそらくそうやすやすと渡ることができません。

地面にある場合、落ちる怖れが全くありませんが、いったん高いところに移してしまうと、渡ろうとする気持ち(意志力)より、転げ落ちてしまう怖れ(想像力)のほうが強くなるからです。

さらにクーエは続けます。

意志の力で努力すればするほど、つまり意志を振りしぼればしぼるほど、想像力(イメージ)は強力となり、その意志の努力とは反対の結果になる、と。

つまり、いくら心の努力を重ねていても、イメージとしてネガティブな考えが増強されているような場合、イメージが支持した結果が現れるということです。

あるいは、その意志を撮りしぼるという努力自体が、ネガティブイメージを増幅するというのです(努力逆転の法則、逆努力の法則)。

クーエの言葉を借りれば、この法則は重力や引力の法則と問機に不変である、と言います。

彼によって見出されたこの法則は、医学界、とりわけ精神医学の進歩に大きく貢献することになってゆきます。

また、ビジネスや生活などあらゆる方面で、この法則が応用されはじめたことは言うまでもありません。

 

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