⑥ 日常

日常生活に必要なバランスとは

睡眠と日常、この両者のバランスが意識的な安定感を継続させる上での要になります。

睡眠に偏っても、日常に偏っても、心身のリズムは乱れ、意識が不安定になりがちです。

自分の必要な睡眠時間をしっかりと確保するために、日常生活にできるだけゆとりを持つことが課題になるでしょうね。

日々あまりに忙しく過ごしていると、その意識が自分を落ち着かなくさせてしまい、眠りにも影響を及ぼします。

なので、自分のリズムを意識的にコントロールするために、感謝呼吸のプロセスをうまく活用してみるのです。

どういう日常を送りたいのか、それがすでに実現している実感を持つことで、感謝の感情が現れます。

感謝の感情は、自分を「今」に落ち着けさせる効果があります。

「今」にいかりを下ろしたあなたは、自分の思考をコントロールできる状態になり、同じ一日でも安定した意識で生活ができるようになるはずです。

「今」から外れるサインは、たくさんあります。

ネガティブな思考や感情、過去や未来のイメージを持ちはじめたり、他人のことが強く気になりはじめたりと、感謝の豊かな気分からずれてゆきます。

なので、感謝呼吸で意図的にリラックスすることをおすすめします。

感謝呼吸が日常に浸透してくると、睡眠と日常のバランスが自然と安定してきます。

ちなみに、睡眠時の呼吸も徐々に変化してくるのです。

自分が寝ている時どんな呼吸をしているのか、知っている人はあまりいないかもしれません。

たとえば不眠症の方の呼吸は、きわめて不安定です。

寝ようと強く意識するあまり、逆に眠れなくなるわけですが、そんなときは眠る努力をより、呼吸を整える努力をすると効果覿面です。

自分の呼吸音に耳をかたむけると、どんなリズムで呼吸しているのかわかるので、どういうリズムが快適なのか、あなた自身で調整することが可能になります。

意識した日常が送れるようになると・・・

私たちの住む世界は、基本的に循環するシステムになっています。

意図的に循環構造を創造することが可能で、その波、流れに乗ると人生はとても軽やかで楽になります。

逆に、すべてが裏目に出てしまう「悪循環」を体験してしまうこともあると思います。

たとえば、「人生こんなにうまくいっていいのかしら?」なんて思ってると、大ケガをしたりして、「やはりついてない・・」と落ち込んでしまう。

好循環が回転し始めるときに、自分で循環を断ち切ってしまう人が、比較的多いように思います。

たぶん、怖いんでしょうね、新しい経験が。

未知の世界を冒険するより、住み慣れた場所、波動域、周波数帯に留まることのほうが安心だし、楽なんです。

しかし、深層に根強くそこを脱したいという意識があり、ときおり試そうとします。しかしやはり怖い、恐怖心が湧いてくる。

これもグルグルと同じように繰り返されています。

何が言いたいのかというと、循環することは宇宙の法則なのですから、それを上手に使いましょう!ということです。