世代別・年代別に見る呼吸の特徴を解説してみます。
あなたがもし該当するようでしたら、参考にしてみてください。
① 学生時代の呼吸(18~22才以前)
一般的に学生時代は、他人に与えられた課題をこなしている時代。
義務教育の知識を詰め込んで、その量を競わせているのが現代以前の教育である。
「競わせる」ことが教育である限り、どんな問題も解決することはない。
そういう環境下での呼吸は、きわめて不自然な状態を示すことになる。
前提として、不自然な呼吸をしているのが教育現場なのだ。
それを知っている教育者があまりにも少ないため、教育環境は荒廃していく。
呼吸とは「雰囲気」と解釈することもできる(もし教育者でこの意味が分からないなら、基礎からやり直したほうがいい)。
教室の雰囲気が薄暗いなら、子どもたちの呼吸は澱んでいるわけだ。
担任ならそれを瞬時に見分けて、新たな呼吸に導いてあげるくらいのコツはつかんだほうがいい。
またこれを読んでいるあなたが学生なら、自分の呼吸が及ぼすいろいろな影響を観察すること。
たとえば、毎日楽しくない、と感じているなら、どういう呼吸をしているから楽しくないと感じているだろう?楽しいと感じているとき、どんな呼吸をしているだろう?
それを観察してみる。
そしてどんな呼吸をすれば、あなたが気分よくなれるか、楽しい気持ちになれるか、ワクワクした気持ちになれるか、を試してみよう。
勉強しているとき、ゲームして遊んでいるとき、友達と遊んでいるとき、ケンカしてしまったとき、親に叱られたとき、バイト先で新たな人間関係ができたとき・・
学生時代の呼吸はある程度限られているが、自分でイメージして、新しい呼吸状態を探ってみることができる。
またそれを密かに研究してみるといい。
社会に出る前にそれが分かると、自分で思い描く、楽しい人生が待ち受けているから。
②20代の呼吸~新社会人・苦悩と向き合う
学生時代を終えて社会人になったら、まず呼吸自体が変わる。
人生の大きな転機の前と後では、実は呼吸自体が変わるから転機となる。
たとえば、結婚や離婚、親しい人との別離(死別も含めて)、大病と生活習慣の見直し、離職・転職・起業、新たな人間関係などなど。
その中でも最初の転機が学生を終えることである。
学生を終えても、人によって生き方は違う。
仕事を始める人もいれば、やりたいことに専念する人、あるいは引きこもる人もいる。
ただし大多数が就職して、お金を稼ぐ選択をする。
職場は、たくさんの思惑が行き交う場であり、それについてどうこう指図したり干渉することはできない。
つまりは、本当の意味で子どもから大人になるときでもある。
20代はまだ経験が浅いうちなので、なかなか自分の呼吸が変わっていることに気づけない。
なので、もっとも効果があると思う提案は、ひとつの呼吸を極めてゆくこと。
あなた自身にリズムがあることに気がついたら、そのリズムを維持しやすい呼吸のリズムがある。
それを見つけだして、ことあるごとにそこに回帰してみよう。
その効果にいずれ驚くはずである。
若い人々の悩みが深刻化しやすいのは、情熱がマイナス意識と掛け合わされるからだ。
それがプラスの意識と掛け合わされれば、驚くほどのポジティビティを体験できるだろう。
③30~40代の呼吸~安定・健康過信・老いの始まり
この年代になると、経験量と意識のバランスが取りやすくなっているので、呼吸が安定しやすいといえる。
ただし、いろいろな妥協や挫折経験がアダとなって、呼吸に負荷がかかっている状態が継続されている場合が多い。※これは特に気づきにくい。場合によっては死ぬまでこの呼吸状態から変化しないこともある。
人間関係も上下に挟まれる世代で、コントロール(呼吸・意識・思考・感情・情緒)が難しく感じる人もいる。
肉体的な衰えを実感する(実は呼吸の鈍化、メリハリのなさ、不安定化)。
50代以降の呼吸は健康に直結するため、40代で明確に「自分の呼吸」に到達することが望ましい。
自分の呼吸で生きている実感が強くなると、健康の実感も同時に体感する。
感謝の意識が強くなるので、人生の充実感がきわめて強く感じられるようになる。
老いることを悲観しなくなる。これは精神的な対応という意味で言っているのではなく、体感や実感、現実感覚として、老いる気がしなくなる。
自分の呼吸で生きている人は、細胞の活性レベルが高いので、体内の循環や代謝が活発である。
この感覚を早いうちに掴むと、老後の心配や不安が不思議なくらいに減少する。
④50~60代の呼吸~多病との付き合い・自己コントロールが難しい・経験の
この世代で自分の呼吸を知らずに生きていると、肉体の衰退、老化速度が加速する。
これまで自分の内側の意識を軽んじてきた人々は、外の現象に力を与えているので、無力感を感じやすい。
特に戦後の教育は、自分を疑わせること、自分の内在する力から目を逸らせることに力点が置かれていたので、内側の力の存在に気づかない人が多い。
なので、現在50代、60代を迎えて、健康の自信が失われていたり、将来の不安が根強く、しつこいくらいなら、呼吸をしっかりと観察し、改善してゆくことだ。
50代以降の人の強みは、経験量である。
呼吸を試行錯誤しているうちに、さまざまな過去の映像が映し出される。
あのとき、こんな呼吸をしていたんだな、ということが過去の経験とともに映し出されることがよくある。
過去の経験・体験と呼吸がリンクしていることに驚かれる方も多いだろう。
ならば、これからどういう呼吸が効果的なのか、判断しやすいはずである。
もうすでに、あなた自身の呼吸の形は想像しやすいのだから。
この時代に自分の呼吸と巡りあって生きることができる人は、本当に幸せな最期へのステップが踏めるのである。
⑤70代以降の呼吸
70代以降は、「死」を身近に感じやすい。
知人や友人の訃報などが届くたびに、自分の順番も近い気がしてくる。
まあ、死を待つのみと感じているなら、特に努力を必要ともしない。
しかし、まだまだこれから、死ぬまで元気で楽しむんだ!という活力があるなら、呼吸は生命線とも言える。
おそらく、むやみに「老化」を実感したり、意識も老け込んだりしてきたのではないだろうか?
これからの時代、周波性の違う場に移りはじめると、同調させる知識や技術があるだけで、アンチエイジング、あるいは若返りという奇跡的な現象も起こりうる。
信じるか信じないかはあなた次第だが、現実にそう体感している人も多いのだ。
その基本は、あなた自身の呼吸にあることを知っておいたほうがいい。
自分にとってどんな呼吸が最適な呼吸なのか、日夜試行錯誤していれば、いずれそのタイミングにたどりつく。
たどりつかないとしたら、真剣にやっていない、集中力が欠如しているにすぎない。
たぶん、多くの老人たちはそういうことを試そうとはしないだろう。
次の時代に行く手掛かりは、本当に呼吸にある。
まとめ
私がこれまで実践してきた感謝呼吸ならびに基礎呼吸の体験で、まず確実に言えることは、ある程度の世代別に呼吸の特徴がある、ってことです。
たとえば、学生時代に呼吸することを意識するなんてほとんどないはずです。
ただただ「生命力」にあふれている時代なので、呼吸が及ぼす肉体・精神への影響を客観視しにくいわけです。
なので、感謝呼吸自体は心身のバランスが崩れる30代以降から始めるのが望ましい、と思っていました。
効果がある世代や年代というのは、データ的に存在しています。
ただ、だからといって呼吸を自覚して生きることに、条件など一切ありません。
若ければそれだけ真実に早くアプローチできるし、老齢なら「生きる」というテーマをもっと深く掘り下げて、人生を豊かにできるはずです。
今現在は「コロナ時代?」というのでしょうか?
この影響で、大きく呼吸力を落としてしまう人が量産されています。
日本自体の活力低下を政府主導で行っているわけですが、お気づきでしょうか?
新しい時代に入って、取り返しがつかなくなっている人もいます。
ワクチンの正体をもっと調べてくださいね。
かつては、ワクチンで一人でも死者が出たら、即時中断していたんです。
それくらい肉体への影響が残るモノなんです。
だって毒物の筋肉注射ですからね。
あと、ワクチンを打って後悔している人向けに言わせてもらうと、あなたの呼吸がもしかしたら、あなた自身を救うことになる可能性が高いです。
後遺症や副反応に苦しんでいる人も、生活を呼吸主導に変えてみてください。
試すのはタダでできるんですから。
苦しさにのみ意識が持っていかれると、意識が増幅する時代ですから辛さは倍増しますよ。
呼吸主導で生きてると、いい呼吸とは何だろう?と自然な探求心が生まれて、常にいい気分になろうとするはずです。
以上、呼吸の特徴について、思うところをお話してみました。
どうかあなた自身の、宝物のような呼吸に巡り合えることを願ってます。