私たちは、身体に摂取する全ての物質は「食」であると考えています。
呼吸を「食事」という見方をしている人は少ないかもしれませんが、現実にはもっとも必要な成分を吸収するプロセスにも関わらず、おざなりにされています。
そういう意味では、人間は常に何かを食べている、ということもできます。
しっかりとした呼吸ができている人に、食へのこだわりが強い人はあまりいない傾向にあります。逆に、あまり食べたくないとさえ思っています。必要以上の食物摂取が、心身のバランスを崩すことを実感としてわかっているからです。
酸素が充分に体内を循環していると、意識にまで影響を与えてくることが分かります。細胞の健康がポジティブな意識につながるわけです。
私たちの細胞はすべて知性があり、それぞれの役目を全うしています。脳には集中的に細胞が集まってるために、思考の中枢的な役目を果たしています。
まず細胞に酸素を供給すること、適切な水分を摂取すること、そしてリラックスすることで、細胞の活性化は進みます。
細胞の活性化は、意識を明瞭にしたり、冴えをもたらし、より健康の実感を高めてくれます。
つまり、深い呼吸による体内循環が、ダイレクトに健康を実感させてくれる、というわけです。