エックハルト・トールさんの教えの中心である、今にあることの重要性について、私たちは比較的理解しやすい立場にあると思います。
呼吸を意識的に行う、ということが「今」への入り口であり、また今に在ることそのものである、そう述べてらっしゃいます。
感謝呼吸の実践は、まさしくこれを地でいくものであり、さらに今を楽しめる愉快さがあると言えるでしょう。
逆に、今という瞬間から離れていってしまうと、呼吸は乱れ、意識が濁ってきて、過去や未来の幻想にもてあそばれてしまいます。
呼吸は肉体的な波動をつかさどります。
自分がもっとも快適でいられる、幸福感を感じていられる呼吸状態があります。
それを自分で発見できるわけですから、意識的な呼吸に注力しないでいることのほうが、現実には危険でさえあります。
騒がしい商業マスコミからは一歩退いていてくださいね。いまかなり危うい思考へと誘導しようとしていますから。一日中騒いでいる、その渦に引っ張られてしまわないように気をつけてください。
そんなとき、「呼吸を意識しよう」と我に返ってみてください。