5次元世界の様相1から続きます・・
前回、5次元世界について、自他の区別をしなくなる世界と述べましたが、ではいったい、どういう状態なのか。
これを感じ取ることは、そう難しいことではありません。
たとえば、ミュージシャンのライブなどでは、盛り上がってくると会場が一体感をもってきますね。音楽を媒介にして、そのリズムに共振し、全体がひとつになったような感覚があると思います。
あるいは、愛し合っている夫婦や恋人同士も、お互いの喜びを共有できる環境にあるので、一体感が強くなるはずです。
理解し合える友人同士の友情も、共感度が高いため、共振しやすいものです。
このように人生のところどころで、私たちは自他の境を越えた体験をしています。
ただ、そういう狭い範囲で感じることができても、いざ敵とみなす存在が現れると、それを排除しようとする傾向があります。
あるいは、理解しあえていても、何かの拍子でそれが脆くも崩れてしまうことだってあります。
これは相対的な世界で、自分の外側に多くの注意を向けてしまうために起きてしまうのですが、実は自分の内側にこそ共振するべき実体があって、本当の一体感はこちらに重心があるのです。
よく「自分を愛する」ことが話題になります。自分を好きになれないで、どうして他人をすきになれるのか、といったことですが、たしかにその通りです。
ただ、どうすれば自分を好きになれるのか、となると少し難しくなります。
これまでの経験や体験、歩んできた人生をその評価基準にするきらいがあって、たぶんその基準からだと、自分を好きになれる人などほとんどいないのではないでしょうか。
あなただけではなく、どんな人であれ完璧な人生を歩んでる人などいません。だとしたら、他人との比較することなど、やめられるはずです。
そして、自分のやりたいこと、好きなこと、気分よくいられることをすぐに始めてください。それこそが自分を愛するということですから。
他人の目が気になりますか?でもあなたを愛することができるのは、本当はあなたしかいないのです。人に愛されようなどと思うこと自体、本当は自分を抜きにして生きているのです。
自分を生き始めると、ストレスが無くなるという事実を何度も何度も確認しておきましょう。
ストレスを感じだしたら、脱線しはじめたな、とすぐに意識転換をする。それを繰り返してゆくと、自然な自分を生きていることに気づき、心からの喜びが感じられるでしょう。
そうなったとき、他者に向ける目は優しくなり、その人との距離のバランスを保つことができるようになります。