こんにちは、はじめまして。
感謝呼吸実践会のソウダです。
感謝することについて、松下幸之助氏が残した言葉を深く味わってみる企画です。
松下さんは感謝のエネルギーについて、どんな秘密を手に入れていたのか、その言葉から見て取ることができます。
感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく。つまり、幸福の安全弁ともいえるものが感謝の心ともいえる
これは真実で、私たち人間が持っている感謝の波動の伝播性を表現されています。
感謝の心、感謝の意識、感謝の感情、感謝の念は、言葉にすると違いがあるようですが、基本的には濃度の違いです。
どの言葉を選択するかで、いくらか解釈に違いがあるようです。
感謝の心というと、一般的な報恩感謝の「姿勢」、誰にでもある他に報いようとする意識が近いと思います。
何かをいただいたら「ありがとうございます」と反射的に出る言葉、あるいはお世話になっている人(父母隣人縁者)に持つ自然な感謝の心(本能と言ってもいい)がそうでしょう。
ですが、そういう心がほとんどない人も、今では相当数いるようです。
成長・生育過程で、その姿を見かける機会や感動する瞬間がなかった人は、感謝の意味さえわからない。
なので、ふだん感謝の言葉や行為が表面化することがありません。
感謝の意識というのは、ありがたさを感じる「センサー」のようなものです。
この感度の違いが、感謝を捉える機会の違いを生んでいます。
感謝を意識的に感じようとしたり、言葉にしようとしたりするとき、感謝の意識は働きだします。
感謝の感情は、ありがたいという体験を実感している「状態」ですね。
感謝を実感するパターンとしては、自分の望みがかなうとか、サプライズで予期せずにかなえられるようなとき、強く実感すると思います。
もう一つは、自覚し意図して感謝を実感する行為です。
私たちが行う「感謝息」はその一つです。
感謝息の効果は、潜在意識を感謝に書き換えるレベルの強力な呼吸です。
感謝の念となると、「集中モード」ですね。
ひとかたまりの感謝のエネルギーを自ら蓄え発している。
意識して感謝を発している状態、感謝の発信源みたいな状態です。
こういう人は定期的に感謝の意識波動を宇宙に投影している人でしょう。
たとえば、松下さんのようにありがたさを強く実感している、偽りのない感謝のエネルギーを宇宙に放射しているような人ですね。
ありがたさと幸福感が正比例する、というのは悟りの言葉ですし、多くの人が味わって取り入れることができる技術でもあります。
では、あなたがありがたさを実感するためには、どうすればいいのか?
ありがたさの本質とは何なのか?
感謝を実感する条件はあるのか?
実は、何もないんです。
感謝、ありがたさ、ありがたいという感情は、あなたが選択するかしないか、ただそれだけです。
あなたが選択するだけで、感謝の実感、ありがたさを感じる、ありがたいなと言葉にもできるわけですね。
たとえ、何も得られなくても、ただ感謝を感じることはできるんです。
何かを与えられなければ感謝できない、というのはきわめて限定的で、感謝の可能性を狭くしています。
もし今、感謝を感じることができないとしたら、あなたには何かの意識や感情が、感謝の意識より強いだけのことです。
それはネガティブなことかもしれないし、ポジティブなことかもしれない。
苦しさや怒り、不安や心配などでいっぱいなら、感謝を感じるなんてできやしない、そう思ってるでしょう。
あるいは、楽しさや嬉しさなど喜びの感情が強いために、感謝とは違うと感じているかもしれません。
ただ、ポジティブな意識・感情は感謝につながりやすい性質を持っているので、いずれ感謝することになるかもしれませんが。
そういう違う意識や感情が占めていると、感謝はなかなか感じられないものです。
なので、先ほども言ったように、感謝は選択して初めて持ちうるエネルギー、意識、感情です。
このエネルギーは選択を繰り返していると、突如として「ありがたさの渦」に飲み込まれることがあります。
ありがたくてありがたくて、息もできないくらいにありがたくて涙が出てくるときがあるのです。
このとき「感謝」が強い実態を持って、あなたの前に現れてくるでしょう。
この体験をすると、感謝はあなたにとって特別な感情になる場合があります。
ある種の恍惚体験・神秘体験ですが、一生失うことがない体験となります。
もしかしたら、そういう体験をしたことがあるかもしれません。
松下幸之助氏がいう「感謝は幸福の安全弁」という考えは確かなことではありますが、これからの時代はもっと積極的に感謝のエネルギーを活用できる時代になっていきます。
松下さんは感謝についてたくさんの言葉を残していますので、興味があれば調べてみてください。いろんな気づきがあると思います。