想像することが肉体的にどう影響しているか
これまで想像について簡単にお伝えしてきました。
想像の段階性に気が付くと、自分の置かれてる位置がわかります。
意識がネガティブなとき、受動的な想像は自分の意図した想像でない場合が多いですね。
そしてほとんどが、メディアなどの情報だったりします。
それに反応して、さらに悪いほうに考えてしまうと、ネガティブが深くなってしまいます。
自分の反応に気づければ、自発的に想像を変え始める段階へと進むことができます。
つまり、思考を変えることですね。
思考はつねに、肉体に影響を与えています。
調子のいい時に考えていることと、調子がよくないときに考えていること。
比較してみれば一目瞭然です。
想像の段階が上がれば上がるほど、肉体的にも活発化します。
思考・想像が落ち込むほど、体調までおかしくなる。
おそらく誰もが経験的に知っていることです。
想像から体にアプローチできるか
そういう意味で、逆アプローチが可能になるわけです。
体調がすぐれないときに、どんなイメージや想像が回復効果があるのか。
それを自分で見つけることができます。
自分の呼吸を発見している方なら、すでにお気づきでしょう。
思考や想像と、呼吸は連動しているので、乱れを正す作業に入るだけです。
すると、さっきまですぐれなかった体調が、ジワジワよくなるのが感じ取れます。
呼吸に練達すると、それだけで外部からの侵入や攻撃に対して、バリアを張っているのと同じなのです。
私たちの体は、本当に優れた機能を持っています。
上手に乗りこなすほど、その凄さがわかると思います。
自己イメージが低い人は、特に自分の体の機能面に注目してください。
どれほど素晴らしいものを持っているか、与えられているか。
それに気づけば、コンプレックスなどは浅はかな幻想だと実感できるでしょう。
感謝息と結論的イメージ
想像・イメージも自分で高度に練り上げることができます。
その想像を描くだけで、とてもありがたくなる。
そのイメージを抱くだけで、気分がどんどんと上がってくる。
そういう種類のイメージを私たちは結論的イメージと呼んでいます。
それが呼吸と連動するとき、とてもおだやかな深い吐息がもれてきます。
これが感謝息です。
感謝呼吸は、基礎呼吸・想像力・感謝息が三位一体となって人生を循環しています。