5次元世界の様相と題して、これから何回かお伝えしてゆこうと思います。
私たちが住まう3次元世界は、相対世界とも言われます。
つまり、自分に対して、他を認識できる世界です。
たとえば、自分という存在があり、その周りに何かがあって、それを自分とは違うものと識別し、感じている世界です。
これがいったん5次元世界にいたると、自分という存在についての意識、つまり自意識が埋没します。
周囲と自分が融け合うような感覚、と言えるでしょう。
自分も他人も無くなる、他人でありながら、まさに相手も自分であるという感覚です。
この状態を3次元世界で感じるのは、とても難しいことかもしれません。
あまりにも自他の区別が明確であるため、頑丈な殻ができあがっています。
すると、自分以外の他を理解する意識は希薄になり、競争や戦いが日常の目的になってしまいます。
まして、成長過程で競争に巻き込まれる義務教育環境が、なお5次元世界を遠くへ追いやってしまいます。
社会に出れば、男性の場合はたいてい、出世が目的化します。
女性も、優れた男性を追い求める傾向にあります。
では、どうすれば5次元世界の感覚を養うことができるのか?
そもそも、5次元感覚を得る必要があるのか。
誤解無きように言えば、必要性などさらさらありませんし、それぞれが好む生き方で全然かまいません。
ただ私たちの場合は、感謝呼吸という実践環境の中に生きています。
この呼吸の到達点は、まさに5次元環境そのものであり、それを生きながらにして実体験することになるのです。