感謝呼吸の「基礎呼吸」「想像力」「感謝息」という三相は、それぞれ独立しているようで、切り離せない三位一体の構造です。
これは、私たち人間存在の「身体」「精神」「魂」の三位構成と同様、対を成すものです。
基礎呼吸は全身の状態の反映であり、想像力は精神の働きであり、感謝息は実感的な感情を引き出すものです。
全体のバランスがとれたとき、私たちの内側にある本当の自己との同調ができると、自然と喜びや感謝の感情が湧いてくるようになります。
意識的にバランスをとる生活にはいる前、バランスが取れる偶然に出くわすことがあります。この時の強烈な印象が人生に記憶されている人は、いつかこの喜びの体験を再現したくなります。
現実には偶然そうなったわけではなく、魂の誘導があったわけですが、機が熟すときに目指すべき道標を記憶させていた、というわけなのです。