思考を見送る~もう一人の自分は確かにいる~ 思考が意識のフィルターを通された産物であり、また意識はさまざまな側面を持っていることをお伝えしてきました。 ふつうそういった認識がないため、とりとめなく現れる思考に対して、なんの注意も払いませんね。 たとえば、何かの問題を抱えているとして、それに対して悩む、というプロセスがあるとすると、自分が悩んでいることに「気づけない」わけです。 どうしてこんな思考をしているのだろう? という一拍が叩けないので、悩んでいることに思考がさらに被さるという悪循環に陥ります。 ここ ...