変える前に、現在地を知る
この体験には、呼吸を止めたり、秒数に合わせたりする決まりはありません。
苦しくなるほど深く吸う必要もありません。
今の自分に気づき、少しだけ呼吸へ戻り、体験前後を比べます。
時間の目安は一分から三分です。
1.身体が支えられている場所を感じる
椅子に座っているなら、足の裏や座面を感じます。
横になっているなら、床や寝具と触れている部分を感じます。
姿勢を正しくしようとせず、今の身体がどのように支えられているかを確認します。
2.呼吸を変えずに観察する
鼻を空気が通っていますか。
胸、お腹、背中のどこかが動いていますか。
息は速いでしょうか。ゆっくりでしょうか。
答えを評価せず、気づくだけで十分です。
3.吐く息を見送る
次に息が出ていくとき、その流れを静かに見送ります。
長く吐こうと頑張らなくても構いません。
吐き終わると、身体は必要に応じて次の息を迎えます。その自然な動きを邪魔せずに感じます。
4.少し楽に呼吸できる場所を探す
深く吸うのではなく、今より少しだけ楽に呼吸できる姿勢や力加減を探します。
肩を下げる必要はありません。下がるなら下がるままにします。
お腹を膨らませる必要もありません。動く場所をそのまま感じます。
5.体験前後を比べる
呼吸の速さ、身体の力、頭の忙しさをもう一度観察します。
変化がなくても失敗ではありません。
少し落ち着いた。身体の緊張に初めて気づいた。むしろ忙しさがよく見えた。どれも自己観測から得られた発見です。
感謝を感じられなくても大丈夫です
感謝呼吸という名前を見て、感謝しなければならないと思うかもしれません。
しかし、感謝を作ることから始める必要はありません。
身体と呼吸へ戻り、今あるものを感じられる余地が生まれたとき、感謝息への入口も自然に見えてきます。
大切なのは、大きく変わることではありません
乱れない人になるのではなく、乱れたときに気づき、少し戻れること。
この小さな往復を重ねることが、感謝呼吸の実践になります。
注意:痛み、強い息苦しさ、めまいなどを感じた場合は中止してください。呼吸や体調に関する症状が続く場合は、医療機関など適切な専門家へ相談してください。
