③ ポジティブイメージ+能動的イメージ
ネガティブな方でも、心がけてイメージを改善してゆくことで、やがてポジティブな段階に進んでゆきます。
その過程で、常に方向性を意識することがポイントです。
それがある程度の時間継続されると、自分でもポジティブさを実感してきます。
そこで今日は、
③ ポジティブイメージ+能動的イメージ
を観察してみたいと思います。
陽気な(と見える)人でも、想像することは意外とプラスイメージとは言い難い人もいます。
基本的に陽気ではあるのに、イメージがチグハグして安定感を欠いた方が、意外なほど多いです。
こういう方の場合、行きすぎると問題を起こすケースがあります。
楽天的で行動力もあるのに、その方向性が定まっていないために、何がしたいのか分からず、端から見ているとハラハラさせられます。
社会に出る前、学生などのうちはまだ許されますが、それがそのまま社会人としては通用しないことに気づき、人生のハードルにぶつかる。
ここで思想的な隘路にはまります。
若いうちは将来を展望して、ロマンティックにものごとを考えがちです。
努力が報われないうちは、自己憐欄を美化する傾向もあります。
まあドラマを愛してる状態です。
10代、20代というのは人生の試練のときです。
このとき、もともとポジティブな人でも、ネガティブな思考を持ち始めます。
子供ができ、自分が育てる段階で、ハタと気づくこともあります。
この「ドラマを愛している」状態から抜け出したとき、自分を生きる覚悟ができるのです。
この段階のポジティブさは、不安定な意識を能動的に変えようとしている状態です。
ポジティブな人と言っても、人それぞれです。
でも、そのポジティブさに違和感が感じられるケースがあるはずです。
ポジティブな人でも安定した方と、悪く言えば「やみくも」な方がいます。
後者の場合、特徴的に感情表現が直載です。
よく言えば豊かな感情表現者ですね。
調子のよいときは人気者と言われますが、崩れるときはとても脆い性質を持っています。
それは慢心やおごりの恐ろしさを知らないのが一番の原因です。
人生には、この問題にぶつかって生き方を再考させられる機会が、どこかに存在しています。
そうではありませんでしたか?
それに気づかないまま年を増してゆくと、悲劇が待ちかまえていることも多々あります。
方向性をしっかりと見据えた方は、ポジティブな中に安定感があります。
存在がどっしりとした印象を受けるのです。
その最大の要因が謙虚さです。
謙虚さは愛に裏打ちされた意識です。
これらが、ポジティブと言われる方を見比べて感じる違和感の正体です。
あなたのポジティブ性は、あなた独自のものです。
ポジティブ性の何を尊ぶのかが重要です。
行動力、楽しさやうれしさ、感謝すること、愛すること・・
いろんな要因がポジティブ性を形成しています。
あなた独自のポジティブ性の完成まで、ことあるごとに自己イメージを切り替える。
そうすることで、イメージが受動性を持つようになります。
ポジティブな人は、自分をポジティブだとは思っていないのがふつうです。
ただ、楽しさやうれしさ、ありがたさなどをとても大切にしているのは間違いありません。
それが雰囲気や行動に反映されています。
人がその姿を見ると、まさにポジティブな人として目に映るのでしょう。