感謝密度のトライアングル構造~永久機関としてのわたしたち
■ ここまで読んできて、あなたはすでにこの構造の中にいる
このシリーズでは、
- 感謝密度とは何か
- なぜ必要なのか
- どう日常に現れ、社会を変え、自己肯定に至るのか
を見てきました。
そのすべては、実はひとつの構造──
感謝密度を中心にしたトライアングル(3点構造)に基づいています。
◎ 感謝密度のトライアングル構造とは?
▲
感謝密度
(Gratitude)
/ \
今ここ 愛されてきた記憶
(Presence) (Memory of Love)
1:今ここでの在り方(Presence)
- 「いま」「ここ」に深く自分を置く
- 呼吸を整え、何もせずとも満ちている感覚を感じる
- 頭ではなく、身体と場に“いる”
これが感謝密度の受け皿になる。
2:愛されてきた記憶(Memory of Love)
- 赤ん坊の頃、言葉を超えて与えられていた愛
- 誰かがそっと自分に注いでくれた優しさ
- あるいは、自然や命からもらっていた静かなギフト
これが感謝密度の**源泉(光)**となる。
3:感謝密度(Gratitude Density)
- 今ここで“受け取る力”と、
- 愛されていたという“記憶の光”が交わるとき、
- 密度が一気に高まる
すると、人は自然に自己発光しはじめる。
◎ この構造は“閉じた三角形”ではない
この三角形は固定された構造ではありません。
むしろこれは──
永久機関の起動スイッチ
です。
- 密度が高まることで、今ここが安定し、
- 安定した今ここから、愛の記憶が蘇り、
- 記憶の再接続によって、さらに密度が上昇する
この循環は、止まることがありません。
■ このトライアングルは、人類の未来構造になりうる
これまでの社会は、
「外に向かって何かをすること(Doing)」に価値が置かれてきました。
でもこのトライアングルは、
「存在(Being)」が循環の起点であることを示しています。
つまりこれは、
次の文明が立ち上がるときの“内的テクノロジー”でもあるのです。
■ 結び:あなたは、この永久機関の一部
ここまでの連載を通して、
あなたはすでにこの構造に触れ、体験し始めています。
だから、
あなたが深く息をして、
ただ「今ここに在る」と感じるだけで、
この永久機関は静かに起動します。
あとは、忘れずに呼吸し続けるだけです。
ありがとうとともに。
▼感謝密度シリーズ、全8回まとめ
- 感謝密度とは何か──難しそうに聞こえるけれど、実はシンプル
- なぜこの感謝密度の高さが必要なのか
- 感謝密度が高まると、何が起きるのか?
- 感謝密度のカギは「今ここ」にある
- 愛されていた記憶が、感謝密度を一気に高める理由
- 感謝密度は、社会と世界を変えるエネルギーである
- 感謝密度が育む、「存在するだけでいい」という感覚
- 感謝密度のトライアングル構造──永久機関としてのわたしたち