時間の流れが“変わった”日~未来からの訪問者として生きる
「えっ、もうこんな時間!?」
ふと時計を見て焦るとき、わたしたちは“時間に追い越された”ような気持ちになります。
でも逆に、「あれ、まだこれだけしか経ってないの?」
そんなふうに、時間がゆっくり流れていると感じた経験も、きっとあるはずです。
これって、なぜ起きるのでしょう?
実は、わたしたちの“在り方”によって、時間の感じ方は大きく変わるのです。
そしてこの感覚の変化は、ある日を境に、大きく人生の方向を変えてしまうこともあるのです・・。
「時間の流れ」が変わる瞬間
ある日、ふとした出来事で、
時間がゆっくりになったように感じたことはありませんか?
景色が澄んで見えたり、
人の言葉がすっと胸に染み込んだり、
空気が、まるで“静かに流れている”ように感じたり──。
そんな瞬間、わたしたちは普段とは異なる時間のレイヤーに立っているのです。
時間は「外側」にあるのではなく、「感じ方」の中にある
わたしたちは「時間=時計の針」だと思いがちです。
でも実際には、同じ1時間でも、
- 焦っているときは一瞬で終わり、
- 沈静しているときはゆったりと進む。
これは時間が“伸び縮み”しているのではなく、
わたしたちの意識が変化した結果として、時間の質が変わっているのです。
未来を迎える準備ができているとき、
時間は私たちのために静かに整いはじめます。
「時間と調和する」感謝呼吸ワーク
- 静かな空間で、2分間タイマーをセット
- 鼻から4秒かけて吸い、口から6秒かけて吐く
- 吐くときに「時間とひとつになる」と心でつぶやく
- 呼吸とともに、空気の流れ、音の響き、光のやわらかさを味わう
このワークを終えたあと、周囲の景色が変わったように感じられるかもしれません。
それは、あなたが**“未来に迎えられる存在”になってきている証**です。
「いま」を深く生きると、未来がそっと近づいてくる
時間を追いかけなくてもいい。
“未来にふさわしい在り方”が整ったとき、
未来は、こちらへ静かにやってきます。
呼吸とは、未来からやってくる贈り物を受け取る儀式。
あなたの呼吸が静かになればなるほど、
時間もまた、静かにあなたに寄り添ってくるでしょう。
📝 コラム|未来は“取りに行くもの”ではなく、“訪れるもの”かもしれない
わたしたちは、未来を「追いかけるもの」だと信じてきました。
夢を描き、計画し、努力し、掴みにいくものだと。
もちろん、それも間違いではありません。
でも、もうひとつの未来の姿があるとしたら──?
それは、「こちらへ静かにやってくる未来」です。
呼吸が整うと、“未来を受け取る器”が整う
未来を迎えられないとき、わたしたちはよく焦ります。
「まだ足りない」「もっと頑張らなきゃ」
でもそれは、受け取る準備ができていないだけかもしれません。
呼吸が深まると、心はしだいに静かになり、
過去と未来のザワザワから解放されていきます。
この“静けさ”こそが、未来が入ってこられる空間なのです。
「今ここ」が満ちると、次の時間がやってくる
不思議な話ですが、
“今”が満ちているとき、人は自然と次の扉をくぐります。
それは努力や戦略の結果というより、
“タイミングが合った”という出来事として訪れるのです。
呼吸を整えることは、
未来との約束にそっと手を差し出すようなもの。
あなたがその手を、優しく差し出せる人であるなら、
未来は迷わず、その手を取ってくるでしょう。
「未来は向こうからやってくる」
この感覚を信じられる人は、
時間に追われることなく、時間とともに生きられるのです。