わたしの心に“余裕がない”理由──呼吸を忘れた日々の話
「心ここにあらざれば、視れども見えず」(礼記・大学)
「なんでこんなに毎日疲れてるんだろう?」
ちゃんと寝ているのに、疲れがとれない。
仕事も家事もやっているけど、なんだかうまく回っていない気がする。
人に優しくしたいのに、ちょっとした一言で反応してしまう。
──そんな自分に、うんざりする瞬間ってありませんか?
実は、それはあなたの“心のキャパ”が小さいからではありません。
ただ、呼吸を忘れていただけなのかもしれません。
忙しさに飲まれると、呼吸も「浅く」「速く」なる
私たちは無意識のうちに、
やること・気を遣う相手・タイミング──
すべてに反応しながら生きています。
そのとき、呼吸はどうなるかというと、
浅くなる。速くなる。止まりがちになる。
実際、ある受講生はこう言っていました。
「当時の私は、いつも“思考だけ”が先に進んでいて、
呼吸も感情も、あとから必死に追いつこうとしていた気がします。」
「心の余白」は、呼吸とともに消えていく
呼吸が浅くなると、
人の言葉に反応しすぎる。
些細なことに落ち込む。
“感じきる前に”判断してしまう。
これって全部、「心に余白がない」状態なんです。
だからこそ、呼吸を取り戻すだけで変わる
不思議に思うかもしれません。
「そんなことで本当に変わるの?」と。
でも、感謝呼吸を取り入れた多くの方が、
まず“朝が変わった”と話します。
- 起きてすぐのイライラがなくなった
- 子どもやパートナーにやさしくなれた
- 余裕が生まれて、予定に追われなくなった
これらは特別な人の話ではなく、
ほんの3〜5回の呼吸を習慣にしただけの変化です。
まずは気づくだけでも、じゅうぶんです
「わたし、心の余白がなかったかもしれない」
そう思ったあなたは、もうすでに変化の入り口に立っています。
感謝呼吸は、誰かになるためのものではなく、
“わたし”に戻るための呼吸法です。
その第一歩は、たったひとつ──
呼吸を、思い出すこと。
🌀 今すぐできる感謝呼吸ワーク(朝・昼・夜いつでもOK)
- 鼻から深く吸って、心の中で「ありがとう」と唱える
- 口からやさしく吐いて、身体と心をふっとゆるめる
- 3回だけ繰り返してみてください
それだけで、心に「少しのゆとり」が生まれます。
「心に余白がある人は、自分の呼吸を信じている。」
─ 感謝呼吸とともに、“わたし”に戻る月。
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この呼吸を、日々のなかで自然に育てていく方法を
じっくり学べる「感謝呼吸マスター講座」を開講しています。
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コラム:スマホを見る前に“ひと呼吸”──心の余白を取り戻す小さな習慣
朝起きてすぐに、スマホの通知を確認する。
LINE、天気、メール、SNS…。
その瞬間から、「自分の時間」が誰かや何かに奪われていく感覚はありませんか?
一日の始まりに「わたし」がいない。
それが、“心の余白”がなくなる第一歩です。
▶たった一呼吸が、感情の主導権を取り戻してくれる
人は、反射的な反応を繰り返すほど、自分を見失っていきます。
逆に言えば、反応の前に「間(ま)」を置くことができれば、感情も行動も自分で選べるようになる。
だからおすすめしたいのが、“スマホを見る前に、ひと呼吸”です。
💡まずはこんな小さな仕掛けから
寝る前に、スマホの画面に付箋を1枚貼ってください。
「まず、呼吸」って書いて。
朝起きてスマホに手を伸ばす前に、
目に入るその言葉が、あなたを「わたし」に戻すスイッチになります。
たったこれだけの工夫で、
一日全体の“感情のテンポ”が変わります。
📋 他にもおすすめの「呼吸の前に置きたいルーチン」
1. 🪞鏡を見る前に
→ 自分にジャッジを下す前に、ひと呼吸でやさしさを通す
2. 📨メール返信やLINE送信の前に
→ “即レス”よりも、“気持ちを乗せる”ほうが伝わる
3. ☕コーヒーを飲む前に
→ ただ口に運ぶだけでなく、香りと温度を感じる一呼吸で“感覚”が戻ってくる
4. 🛏ベッドに入る前に
→ 一日の“終わり方”で、睡眠と翌朝の質が変わる
→ 「ありがとう」で吐く呼吸が、脳を休ませる合図になる
▶呼吸の習慣は、「自分を思い出す練習」
感謝呼吸は、
何か特別なときにやるものではありません。
むしろ、“当たり前すぎて忘れていた場面”にこそ、そっと置いてほしい習慣です。
- 反射の前に、ひと呼吸
- 判断の前に、ひと呼吸
- 忙しさに飲まれる前に、ひと呼吸
その“間”が、あなたの心の余白と、存在の輪郭を取り戻してくれます。