心の余白

感情に巻き込まれない人の呼吸の特徴〜呼吸が変わると、感情の波に飲まれなくなる理由〜

感情に巻き込まれない人の呼吸の特徴〜呼吸が変わると、感情の波に飲まれなくなる理由〜

「またイライラしてしまった…」「こんなはずじゃなかったのに」
そんなふうに感情に振り回されて、あとから落ち込む。

でもそれは、あなたの性格のせいではないかもしれません。
実は、その感情の波に“火をつけている”のは、呼吸かもしれないのです。

今回は、感情と呼吸の深い関係、そして「巻き込まれない人の呼吸習慣」についてお話します。

「わかってるのに、止められない」感情の波

たとえば、こんな経験ありませんか?

  • 子どもの一言に、つい強く言い返してしまう
  • SNSの何気ない投稿に、心がざわついて止まらない
  • 仕事中、焦りや怒りで呼吸が浅くなるのを感じる

「頭ではわかっているのに、反応してしまう」

それは、“気持ち”よりも先に、呼吸が乱れているからかもしれません。


呼吸が変わると、感情の波に“間(ま)”ができる

人間の呼吸と感情は、神経レベルでつながっています。

  • 緊張 → 呼吸が浅くなる
  • 怒り → 息が止まる or 吐く息が強くなる
  • 不安 → 吸う息が増えて過呼吸傾向に

逆に、呼吸が整うと、感情が“反応”から“選択”に変わっていきます。

  • 深く吸って
  • やわらかく吐いて
  • 一瞬立ち止まれる呼吸

これが、「巻き込まれない自分」をつくる土台になります。


でも──気づけない人には、何も始まらない

ここで、大切なことをお伝えします。

感情に巻き込まれているとき、人は“自分の呼吸”に気づくことができません。

なぜなら、心にその気づきを受け止める“余白”がないからです。

そして多くの人は、そのことにすら気づかないまま悩み続けます。
「なぜこんなにイライラするんだろう」と、ずっと悩みの渦の中にいる。


心の余白があると、呼吸に“気づける”ようになる

実はその渦から出る最初の鍵こそが、「呼吸」なのです。
呼吸が整うと、ほんのわずかに、思考と感情の間に“間(ま)”が生まれます。

その“間”は、気づきのスペース。
「今、怒ってるな」「これは反応してるな」
そう自覚できたとき、感情に巻き込まれずに“私でいられる”感覚が戻ってきます。

呼吸が余白をつくり、余白が気づきを生み、気づきが自分を守る。

この循環が、静かに、でも確実にあなたの人生を変え始めます。


実際に起きた変化の声

講座に参加した受講生から、こんな声をいただきました。

「息を整えるだけで、気持ちが“通りすぎる”ようになった」
「家族に言い返す前に、呼吸で1秒止まれるようになったんです」
「心が乱れたとき、呼吸で“戻れる場所”ができました」

これは、呼吸に気づける“心の余白”が育った人の変化です。
日々に余白が生まれると、感情の扱い方そのものが変わっていきます。

「心に余白がある人は、自分の呼吸を信じている。」
─ 感謝呼吸とともに、“わたし”に戻る月。


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この講座では、感情の波と呼吸の波を読み解きながら、
「呼吸を整える=心を整える」生き方を1~6ヶ月間かけて身につけていきます。

「わかってるのに止められない」
その悩みを、根っこから変えていくために──

まずは、あなたの“今の呼吸”に気づくことから始めてみませんか?

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🕊️コラム:感情に気づける自分になるために、必要なのは“余白”だった

「わかってるのに、感情に流されてしまう」
「反省はするけど、また同じことを繰り返してしまう」

そうやって自分を責める人がいます。
でも、それは“気づけなかった”ことが原因ではありません。
正確にいえば、「気づく余白がなかった」というだけなのです。

たとえば、器が水でいっぱいなら、新しい水は注げません。
それと同じで、心が情報やストレスや焦りでパンパンになっていると、
どれだけ「気をつけよう」と思っていても、反応的になってしまうのは自然なことです。

感情に巻き込まれない人というのは、
特別に強い人でも、鈍感な人でもなく、
ただ、「気づく余白がある人」なのです。

その余白を育てるのが、日々の呼吸。
呼吸に触れることで、自分に戻る“習慣の通路”をつくる。

感謝呼吸は、その入口です。


 

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