
あなたは今、自分がどんな呼吸をしているか知っていますか?
鼻からなのか、口からなのか。肩に力が入っているのか。胸やお腹は、どんなふうに動いているのか。
最初から呼吸を変えなくて大丈夫です。
ここから始めるのは、自分の呼吸を見つける小さな探検です。
まずは30秒、今の呼吸を見つけてみる
- 姿勢を直さず、今のまま三回ほど呼吸を眺めます。
- 鼻と口のどちらを使っているか確かめます。
- 深さ、速さ、力み、引っかかりの中から、一つだけ気づいたことを選びます。
変えられなくても、整わなくても構いません。
「あ、今こんな呼吸をしているんだ」
その発見が、最初の一歩です。
浅い呼吸を、すぐ悪者にしない
仕事に集中しているとき。緊張しているとき。安心しているとき。
呼吸は、体調や姿勢、その場面で考えていることによって変わります。
浅い、速い、詰まっている。そんな状態も、今の自分を知るための材料です。
現在地は欠点ではなく、自分を知るための地図になります。

三つの手がかり
鼻と口
今、どちらから呼吸しているかを確かめます。鼻が通るときは、無理のない範囲で静かな鼻呼吸を試してみます。
呼吸の深さ
深さは、大きく吸い込むことではありません。胸やお腹の小さな動きと、楽に続けられる範囲を見つけます。
自分のリズム
決められた秒数に合わせるのではなく、今日の自分に合う呼吸の流れを観察します。
全部を一度に行う必要はありません。今日は一つだけで十分です。
続けると、何が見えてくるのか
自分の呼吸に、早く気づけるようになります。
仕事中は浅くなる。
焦ると速くなる。
安心すると、少しゆるむ。
そんな自分の傾向が見えてきます。
傾向が分かると、必要なときに立ち止まれます。
無理に変えるのではありません。
今の自分に合う呼吸へ、戻る道を選べるようになります。
そして、呼吸と一緒に動いていた気持ちや想像にも気づきます。
呼吸を知ることは、自分の扱い方を知ることにつながります。
感謝を急がなくて大丈夫です
この場所は「感謝呼吸ラボラトリ」という名前ですが、最初から心の中で「ありがとう」と唱える必要はありません。
自分の呼吸と向き合ううちに、ゆとりや余白が生まれることがあります。感謝は、その中から自然に感じられることがあります。
感謝をつくろうとせず、まずは自分の呼吸を知る。ここでは、その順番を大切にします。
呼吸と想像は、一緒に動いている
呼吸を見ていると、考えていたことにも気づきます。
どんな場面を思い浮かべていたのか。
それによって、呼吸が変わることもあります。
感謝呼吸では、想像の変化を整理するために「ネガ受動」などの言葉も使います。
今は、覚えなくて大丈夫です。
呼吸と想像は、一緒に動いている。
まずは、それだけで十分です。
今日、できること
一日のどこかで、一度だけ自分の呼吸を見つけてみてください。
「今、私はどんな呼吸をしているんだろう?」
答えを整える必要はありません。気づいたこと自体が、すでに探検の記録です。
鼻づまり、痛み、強い息苦しさ、めまいなどがある場合は無理に続けず、必要に応じて医療機関へご相談ください。このページは医療上の診断や治療の代替を目的とするものではありません。