⑤ 睡眠

睡眠優先の生活になると

感謝呼吸がライフスタイルだということはお話しましたが、人の一日を大きく分けると、活動と睡眠とに分けられます。

睡眠と活動のバランスが取れなくなると、生活に大きな支障が生まれてきます。

私たちが人生を送るためのツールとしての肉体は、管理がゆきとどけば素晴らしい恩恵を与えてくれます。

その基本的な管理方法は、睡眠と日常のバランスを取る、ということです。

睡眠はバッテリーの充電のようなもので、これをおろそかにすると、ストレスが溜まり、身体のどこかに異常が現れてきます。

現代社会では、睡眠を削ってでも利益を優先させることが暗黙のルールのようになっていますが、その中でどう睡眠を確保するかは、自分次第です。

なので、仕事など日常を中心とするサイクルか、睡眠を中心にするサイクルに変えるか、それは選択できます。

私たちの行っている核睡眠法(コアスリープメソッド)は、一日の起点を起床時に置き、素晴らしい目覚めを得るために一日を組み立てる、というものです。

睡眠が優先される生活になると、日常のいろんなムダが削り取られてゆくはずです。

睡眠時間は体調や状態によって変化するもの

「何時間寝れば健康でいられるんですか?」という質問があったりします。

ちなみに私の場合は、6.4時間です。なのでふつうは、起きる時間の6.4時間前に就寝すると、目覚まし無しで気持よく起床できます。

ただ、疲労レベルがマチマチになると、やはり前後することもあります。

要するに自分の必要睡眠時間は、自分で測る以外、手段はありません。

無駄な体力消費や精神的な消耗などで、疲労が蓄積されている方がけっこういます。

そんな方は睡眠に当てる時間がもっとあっていいはずですが、逆に無理をしている場合がほとんどです。

また、まとまった睡眠時間が確保できない、という方もいらっしゃると思いますが、こういう方の場合は、疲労を溜め込まないこととコマメにリラックスすることが重要になります。