相対世界の特徴として、競争する、優位を競う、ひいては争い、戦争にまでエスカレートしてゆきます。 この競争について「原理」として捉えることには、とても強く違和感を持ちます。競争原理などと言うと、あたかも人間の本質、本性のように感じてしまいます。 競争のなかに巻き込まれると、たいてい冷静な心は置き去りにされ、勝つことのみに価値があるかのような錯覚に陥ります。 誰もがもともと心根は優しいはずなのに、「競争」を受け入れてしまうと、豹変してしまいます。 競争の対価を得ることにのみ焦点が当てられ、調和の優位性を忘れて ...