唖然

あなたのいまの現実は、幸せですか?
それとも、不安や苦しみが多いでしょうか?

正直に言うと私は昔、不安や苦しみの連続で、

どうしてこんな生活や生き方ばかりで、
人生が好転してくれないのだろう?と
つらい時間を辛抱していました。

働いても、働いても、お金は貯まらないし、
貯まりはじめると、
家族にお金が必要になってしまったり、
しぶしぶ分け与えていました。

「人に与えれば、豊かになる」、
などと偉そうに言っている人がいましたが、
「絶対、嘘だ!」と感じていたのです。

ただ、ぼんやりとではありますが、

「思考は現実化する」

いうことは、ほんとだろうな、と思っていました。

ですので、苦しい中であっても、
力を振り絞って、明るく努めようとしたり、
快活に生きようとしたりしていたのです
(・・すみません、あの頃のことを考えたら、
思わず涙が流れてしまいました・・)。

しかし、

現実はいっこうに変わることはなかったのです。
それどころか、悪くなるいっぽうだと感じていました。

あなたはどうでしょうか?

「思考が現実化する」といっても、
実は思考は、とても複雑な動きをしていることがわかります。

人間は、思考することによって、
もう一つの心の働きである「感情」を生み出します。

思考することをきっかけに、
その反作用として、感情が即座に生まれているのです。

昔の私は、このことに全く気が付いていませんでした。

思考が現実化する、と額面通りに受け取っていて、

できるだけよい言葉や、
積極的な思考を努めることに気を取られていたのです。

もしかしたら、
あなたもそういうご努力をしておられるかもしれませんね。

しかし私は、

思考する結果、それに応じた感情が生まれてくることには、
ほとんど注意が向いていなかったのです。

良い感情でも悪い感情でも関係なく、良いことを思考することが大事だ、
という見えにくい罠にはまっていたのです。

嫌な気分がしても、そのままにしていて、
その気分をひきずることが多かったのです。

実は、

私たち人間は、生まれた感情に基づいて、
新たな思考を生みだし、繰り返してゆきます。

たとえば、

通勤電車の中で、誰かが携帯電話をかけて、
人の迷惑もかえりみずベラベラしゃべっていたとします。

それを聞いたあなたは、

「うるさいなあ、少しは周りのことを考えろよ、まったく!」

と思い、いやな感情を抱くことになります。

その嫌な気分は、目的の駅で降りても、ズルズルと引きずってしまい、
人とぶつかってみたり、階段で足をくじいたりします。

人の顔を見ると、どうも嫌な人に見えてしまったりして、
明るい気分を回復させるまでに、
そうとうな時間を使うことになります。

ヘタをすれば一日中、いや何日もかかります。

ここで気づいていただきたいのは、不満に思うことによって、悪感情が生まれ、
その感情の作用が、あなたにさまざまな悪い気分や気にさわる現実を
引き寄せているということです。

僕がこのことに気づいたとき、マジメに唖然としました。

「すべてが逆さまじゃないか!
これで、ものごとが善くなるはずがないではないか!」

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