ある知人がいて、
その人は、自他共に認める

「晴れ男」

なのです。

こんなエピソードをひとつ。

5年ほど前、

その方を含めた4人で、
温泉巡りをしよう、
ということになり、

何カ所かをピックアップしていると、

「おいおい、明日の天気やばいんじゃないの?」

と、誰かが天気予報サイトで、
見つけて言うわけです。

そしたらその晴れ男氏が、

「心配いらない」

と、ボソッと。

な、な、なんなんだ、この自信は。

しかし、みんな

「ああ、そうか、大丈夫か」

みたいな雰囲気に落ち着き、
行くあてを決めてゆきました。

そして当日、

朝から何とも嫌な雲行きです。

ポツリポツリと小雨も降り出し、
やっぱり雨なんだな、
と半ばあきらめ気味に出発しました。

目的地までは、
約1時間くらいだったでしょうか。

道中、天気が回復する気配もないので、

「今日はやはり雨だね」

なんて、言ってると、彼がこう言いました。

「あれ見てみ」

と指を指すわけです。

正面の方向、つまり目的地の方角ですが、
薄明かりが差し始めるじゃないですか。

しだいに雲間から、
日の光がチラチラ出てくるわけです。

僕たちは、
狐にでもつままれているんじゃないか、

なんて思いながら、目をこすると、
ホントに晴れ間がジワジワ広がってゆきました。

彼を見るなり、

「あんた、なにモンじゃあ~!!!叫び

と、みんな驚きと笑顔がこぼれ出しました。

今思い出せば、おとぎ話のようです。

科学が偏重している今の時代に、

データに縛られないその思考。
常識など切って捨ててるこの態度。

見習いたいものだと、
つくづく感じ入りました。

ちなみにこの方は現在、
御年70を過ぎ、
伊豆半島で悠々自適に暮らしているそうな。

日本むかし話ではありませんにひひ

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